イメージの共有と共感

 top2011_0804.jpg仕事の中で「わくわく感」を、アピールしたデザインの要望があった。

よくあるイメージのオーダーだ。しかし、今回はちょっと違った。
先行して出来ているポスターイメージを見る限りでは、その「わくわく感」は
限りなく無いに等しいデザインだった。
わくわく感を要望してきた先方に「そのポスターにわくわく感はあるか?」と、
尋ねたところ間があったらしい。
 
ここで少々考えを変えてみる。
 
現在のポスターにわくわく感が無いから、WEBではわくわくを出してほしい!
というふうにすこし解釈を変えてみると、すこし気が楽になる。
 
次の問題は、わくわく感自体について考えてみる。
 
※ここが今回の作業と通して書き留めておこうと思った事。
 
わくわく感というイメージは人それぞれ違う。しかし、それ自体は同じところを指し、過去のイメージを本に構成される。
それを共有できれば、ユーザー目線で表現した際に共感できる。という事を。
 
例えば、私が好きなアーティストのライブに行く。という事柄をわくわく感を踏まえて考えてみると。
 
1)わくわく感というイメージは人それぞれ違う。
私が好きなアーティストの部分で、人それぞれ違うアーティストがいて、
さらに、そのアーティストに対して個々人の思い入れは異なる。という部分になる。
 
2)それ自体は同じところを指し
これは「ライブに行く」という部分になる。
好きなアーティストは異なるが「ライブに行く」という部分のわくわくは共感できる部分ではないだろうか。
 
3)過去のイメージを本に構成される
これは2)部分で体験・体感をポジティブというフォルダ内に保存することで
同じような出来事がある時に、過去イメージをひっぱり出してきて、新たに体験・体感するであろう
出来事に対して、イメージを作る。という部分になると思う。
 
上記を理解すれば、内容を把握する工程の中でイメージを共有し、アウトプットする時はユーザーの目線で
表現することで、共感できるコンテンツが仕上がるのではないかと思う。

 
やはり手を動かす前段階で、しっかりイメージの共有と共感はしておくことが大事だと感じる。